お彼岸とは何?どういう意味があるの?春と秋には違いは無し!
お彼岸はお盆に並ぶ大切な行事です。
お彼岸は日本独自の文化で、お盆文化の
輸入もとである中国にはない習慣です(^^)
お彼岸は、お盆のようにご先祖様を偲んで
お墓参りをしたり仏壇にお供え物をしたりと
お盆のプチバージョンとも言えるものですが、
「春」と「秋」
2回あるのが特徴ですね(^^)
そこで今回は、お彼岸の意味やお彼岸が2回の理由
についてまとめてみました!
お彼岸の意味は何?
お彼岸=お日願
お彼岸のもともとの意味は、「極楽浄土のある西に沈む太陽にお願いをする」
というものです。
日本の仏教の中心は「浄土教」というもので、「阿弥陀仏(あみだぶつ)」に
お祈りをすれば極楽浄土に成仏できるという考え方が古くから色々な仏教の宗派を
越えて信じられてきました。
極楽浄土は別名「西方浄土(さいほうじょうど)」とも呼ばれ「西のかなたにある」
とされていて、西のかなたの地平線に沈んでいく太陽は常に「極楽浄土」と
結び付けられて考えられてきました。
西に沈む太陽にお祈りをすれば「極楽浄土へ行ける」という考え方ですね(^^)
お彼岸が春分の日と秋分の日である理由
お彼岸で最も大切な日は”中日”といわれ、それぞれ春分の日と秋分の日に当たります。この日は、太陽がほぼ真東から昇り、真西に沈む日です。
極楽が「西」にあるのに対して、この世が「東」にあると考えられて
いたため、春分の日と秋分の日の太陽の動きはこの世と極楽浄土を
ほぼ一直線に動くことになります。
だから、この世と極楽浄土が一番近くなる日。もしくは願いが最も通じやすくなる日
と考えられたのです。
ですから、「春分の日」と「秋分の日」の年2回、「極楽浄土に生まれ変わること」を
祈るようになったのがお彼岸の起こりとされています。
お墓参りはなぜするようになった?
お彼岸=「極楽浄土」への祈り、願いであることをご紹介しました。春分の日と秋分の日、は「あの世」と「この世」が一番近くなり、
思いが通じやすくなる日でしたね(^^)
この日は、言い換えれば「先にあの世に行かれたご先祖様に思いが最も通じる日」
と考える事もできますよね。
その為、極楽浄土への祈りを捧げつつ、先にあの世へ行かれた先祖の供養も
一緒に行うということが自然と習慣化された為と言われています。
いつ頃から、お彼岸ひお墓参りをするようになったのかは
定かではありませんが、奈良時代・平安時代の文献にも「彼岸」
という言葉が出てきていたり、天皇が執り行う行事として代々
受け継がれてきました。
極楽への願い+先祖の供養
という習慣が成り立ったのもごく自然な流れと言えるでしょう。
「春」と「秋」のお彼岸に違いはありません!
最後になりますが「春」と「秋」のお彼岸に違いはありません(^^)
どちらも、ご先祖様を供養し、極楽浄土へのお祈りをする
という点では同じです。
強いて言えば、お供え物が「ぼたもち」と「おはぎ」で
違うことくらいです(^^)
お彼岸には、お墓参りはもちろんお墓や仏壇などのお掃除をして
ご先祖様に敬意を払い供養しましょう(^^)
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