2014年の十五夜(中秋の名月)はいつ?何をお供えすればいい?
9月は意外と地味ですけど風流な行事が結構あります。
重陽の節句、十五夜、敬老の日、彼岸、秋分の日
この5つが9月の年中行事です。
この中でも満月を鑑賞する「十五夜」はイベント色
もあり、お団子もあり(笑)意外と浸透しているもの
ではないでしょうか?
とは言え、なぜお月見をするのか?なぜススキを供えるのか?など
知らないことも多いものです(^^)
そこで今回は今年の十五夜の由来やお供え物についてまとめてみました!
2015年の十五夜はいつ?
十五夜は旧暦で判断するので今のカレンダーでいう9月15日ではありません。
2015年の十五夜は9月27日です!
旧暦の8月15日を「中秋の名月」としているので
今のカレンダーの8月15日と比較すると一ヶ月から
一ヶ月半程度遅くなります。
旧暦と新暦は毎年ピッタリ〇〇日ズレるというものでは
なく毎年違いますので、確認が必要です(^^)
カレンダーによっては旧暦が合わせて記載されているもの
がありますのでそういったものを使うと便利ですよ!
十五夜の由来は?
旧暦(太陰暦)は月の満ち欠けを基準にしたカレンダーです。そして、旧暦8月に限らず旧暦の毎月15日は”満月”になります。
そのため15日は特別な日とされ、1月15日の小正月などを始め
1年を通して、満月に祈る、お祭りを催すという習慣が宮中から
庶民の間にまで浸透していました。
とくに、8月15日は秋なので空も澄んでいて特に月が綺麗に
見えることからお月見に最適な日とされ、特に盛大な酒宴が
執り行われたり、俳句や短歌を詠む習慣がありました。
民間では、満月は豊作のシンボルであり崇拝の対象となっていたこともあり、
お団子や、里芋や栗など収穫された農作物をお供えして月にお祈りするという
風習があり、これが現在のお月見の原型になっています。
なぜススキをお供えするのか?
ススキは尾花と呼ばれ秋の七草の一つになっています。ススキはカヤとも呼ばれます。
昔の日本の民家の屋根はいわゆる茅葺き(かやぶき)であったり、
農作業などでも頻繁に用いられる植物だったりと、ススキは日本人の
生活や農業には欠かせない植物だったのです。
そのため、その年の豊作を祈る際に農作物と一緒にお供えしたのです。
正しい「十五夜お月さま」の楽しみ方。
お月見に備えるものは一般には以下のとおりです。- お団子
- ススキ
- 里芋
- さつまいも他季節の野菜や果物
お団子は月に見立てて丸く方どったものです(^^)
数は15個です。地域によっては12個(1年に出る満月の数)
だったりと様々です。
かつては収穫したお米からお団子を作り供えることで、収穫を感謝しました。
また十五夜は別名「芋名月」ともよばれ里芋やさつまいもなどの芋類を
お供えします。イモは秋を代表する作物ですからね(^^)
そのほか季節の野菜や果物を食べる前にお供えするのも
いいですね(^^)
お供えをする場所は?
お供えする場所は厳密な決まりはないようです。ですがやはり「月が見える所」がいいです。
出窓、ベランダ、縁側などが一般的です。
特別なお供え用の台などではなく、テーブルや小さいちゃぶ台
などを利用する場合がほとんどです。
我が家も縁側に小さいちゃぶ台を置いてお供えしています(^^)
住宅事情ににもよりますができるだけ月が見える所に置くことが出来たほうが
風流を楽しめるというのもあります
最後に
お月見は都市部ではだんだんと忘れられつつあるというここ最近です。
やはり、農業から離れた生活が多い現代にはしかたのないこと
かもしれません(^_^;)
ですが、せっかくの行事です。あまり馴染みのない方も
今年はちょっと手間かけて月を見ながら食事をしたり
晩酌を楽しんでみたりしてはいかがでしょうか?
小さいお子さんがいらっしゃれば月のウサギさんのお話をしてあげたり
一緒に月を観察したりすると楽しいですよ(^^)
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