台風の名前や由来は?誰が何の目的でつけるのか?

今回の台風8号は最大級の強さをふるいながら太平洋に抜けて

行きましたね。関東在住の方は「あれ?台風は?」という感じも

しているんじゃないでしょうか?

 

今回の台風8号(2014年7月)はノグリ(韓国語で”たぬき”)と

命名されていました。

 

たぬきにばかされたような気分の関東にお住いの人も

いるかもしれませんね。

フィリピンの雨

 

これまでにもたくさんの台風が発生しているわけですが、すべてに

名前が付いているのでしょうか?そして誰がなんの目的で付けたのか

も気になりませんか?

 

アメリカでは女性の名前が付けられているような気がしますよね?


今回は「台風の名前」についてまとめてみました。

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台風の名前はいつから付けられているのか?

台風に初めて名前が付けられたのは20世紀前半にオーストラリアの

気象予報士が順番に「自分が嫌いな政治家の名前を」付けたのが始まり

だそうです。

 

その後、第二次大戦前後からアメリカでは軍の担当者が

自分の妻や恋人、の名前などを公式につけていったそうです。

 

なんか、普通は災害をもたらす台風に自分の家族や恋人の名前を付ける

という発想はしないですよね!

 

さすが、アメリカ!自由の国!といった感じです。

 

現在はハリケーン(アメリカ圏で発生した規模の大きな台風)の命名は

米国海洋大気局国立ハリケーンセンターとハワイにある中部太平洋


ハリケーンセンターがハリケーンが発生する地域ごとに担当して名前を

つけています。

 

皆さんは「カトリーナ」とか「サンディ」など聞いたことありませんか?

これは、規模が大きく大変な被害をもたらしたアメリカのハリケーンの名前です。

 

ちなみに1978年まではアメリカでは女性の名前がハリーケーンに付けられて

いましたが、その後はアルファベット順にリスト化されものから男女の名前が付け

られています。

 

そして、被害が甚大だったものに関してはリストから削除され

”永久欠番”扱いになるようです。

 

大被害だった台風と同じ名前のものがまた来るなんて嫌ですもんね!


先ほど紹介した「カトリーナ」「サンディ」は永久欠番になったものに

含まれています。

 

日本で聞く台風の名前はどこでつけているのか

日本では通常は気象庁が、毎年1月1日台風が発生した順番に1号、2号と

番号をつけて行っているのは、皆さんも天気予報などでおなじみですので

知っていると思います。

 

ですが最近では、今回のように「ノグリー」などという名前も聞くようになってきました。

これはどこで名付けられているのでしょう?

 

アジアにはアジアの台風の名前を付ける組織があります。

 

2000年に北西太平洋と南シナ海で発生する台風に関しては日本を含む

14カ国から作られている「台風委員会」で付けられることになっているんです。

 

つまり国際的に通用する名前なんですね。

だから、今回の「ノグリー」も国際的なタヌキだったわけです。

 

次の台風の名前はもうわかります!

さて、台風委員会で決められる台風の名前はアメリカと同じように

リスト化されています。全部で140個あります。

参考:気象庁ホームページ

 

それが順番で台風に付けられていきますが、やっぱり被害が

大きかった台風の名前は削除されて使われなくなっていきます。

 

140個目まで終わるとまた最初に戻ります。

 

ちなみに2014年7月現在台風は8号まで発生していてノグリー

でしたが次の9号にはタイ語で「ラマスーン」(雷神)と名付けられる

事になります。なんか怖くて強そうですけど、優しい雷神様だと

いいですね(汗)

 

ちなみにこの140個の中に日本が用意した名前はどのようなものが

あるのかご紹介します。

 

日本が用意した台風の名前は
  1. テンビン
  2. やぎ
  3. うさぎ
  4. カジキ
  5. カンムリ
  6. クジラ
  7. コップ
  8. コンパス
  9. トカゲ
  10. ハト
以上の10個です。

 

これをみて「へんなの〜」と思った方と「あれ?もしかして」

と思った人もいるかもしれません。

 

実は、日本が用意した台風の名前はすべて星座を元に

付けられています。

 

理由は、漁業など海上で仕事をする人にとっては

台風は大変な問題です。

 

だから、船の航海に縁のある星座から名前を提案した

らしいですよ。

コップ座なんてあったんですね!知ってましたか?

 

ちなみに次に採用される日本の台風の名前は「カンムリ」です。

たぶん2014年中にはつくことになるでしょう。

 

名前を付ける目的は?

ところでなぜ名前をわざわざ付けるのでしょうか?

日本のように1号2号ではダメなのでしょうか?

 

これにはやはりきちんとした目的があります。それは、

 
  1. 台風情報の混同を避けるため。
    (台風は同時に複数発生したりすることもよくあります。)
  2. 各国の国民の台風に関しての関心度を上げ台風警戒を強化するため
 

という目的があるそうです。

 

確かに「台風10号が来た!」と言うより「雷神が来た!」という

方がインパクトもありますから納得ですね!

 

逆に名前が可愛くてもなめてかかっちゃダメですからね!!

 

次の台風に備えましょう!

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