江川卓・甲子園で誰も打つ事ができなかった元祖怪物！甲子園名選手列伝！
今回も甲子園をわかせた伝説的選手について
書きたいと思います。
今回は、作新学院・江川卓投手です。
江川さんといえば今はスポーツニュースなどでおなじみの
マルチな野球評論家ですね！
競馬の予想も当たらないことで有名です（笑）
そんな江川さんは元ジャイアンツのエースとして活躍
しった速球派ピッチャーだったんです！
そして、高校時代は「怪物」とよばれ超高校級の投手
として3年生の春と夏に出場しています。
高校野球史に残る奪三振記録！
江川さんは、甲子園に大記録を残しています。選抜大会通算奪三振記録 60個
これは1973年の第45回選抜大会での記録です。
登板回数は4試合33回で、一試合平均15個の三振を
奪ったことになるんですね！
これは、桑田投手や松坂投手をも超える圧倒的な記録です！
さらに、選抜の連続奪三振記録も持っていて
8連続奪三振
選抜通算記録も選抜での連続三振記録も今なお破られていない記録です！
とにかく江川さんの投げる球は打てなかったようで、
バットに球が当たっただけでスタンドからはどよめきが起こった
という逸話まであります！
江川さんは、高校1年、2年と甲子園に出場できなかったものの
県予選や関東大会で数々の記録を残し、甲子園に出場する前から
名前は全国区だったというから驚きです！
今のようにインターネットなどがない時代ですからその点を
考えても格の違いがあると感じるのは私だけでしょうか？
打つことは諦めた？驚愕の江川対策
はじめての甲子園となった1,973年の春の選抜で、江川さんの作新学院は、強豪広島商業と対戦します。
広島商業の監督は「前年の秋から江川対策を考えていた」というから驚きです。
その対策とは、とにかくファールで粘る（バットを二握りも短く持たせたとか）
内角ギリギリに立って投げにくくする等、真っ向から戦っては勝てないと思われたのか
「投げにくくしてテンポを崩す作戦」をとったのでした。
高校野球らしからぬ戦法というか苦肉の策と言った感じがしませんか？
それだけ江川はヤバかったってことですよね(*_*)
その試合、江川さんはそんな状況にもかかわらず、２安打11奪三振という完璧な
投球内容でした。しかし、チーム力がが一枚上手だったのか、作新学院のミスが
決勝点となり負けてしまいました。
ピッチャー一人では勝てないという野球の難しさが分かりますよね。
当時の作新学院は2割ギリギリという打力のなさが悩みの種でした。
もし、もっと攻撃力があったら・・・
勝負の世界にタラレバはありませんが、甲子園で優勝することも
はっきり言って簡単だったかもしれませんね。
江川さんの地方大会での記録まとめ
試合での記録登板試合44 完投試合30 完封試合20 ノーヒットノーラン７回 完全試合2
33勝6敗/勝率.846 投球回数354回 被安打103 被本塁打0 奪三振531(1試合平均13.5)
自責点16、防御率0.41
その他通算記録
139イニング連続無失点(48年春)
145イニング連続無失点(48年夏)
36イニング連続無安打(47年夏)
21イニング連続無安打(48年夏)
参考サイト：http://www.fanxfan.jp/bb/player/1.html?
どうでしょう？分かりますか？この凄さ？この異常さ？
特に高校３年生の夏の県予選では５試合中３試合がノーヒットノーラン
なんです！
江川さんは、桑田投手は、松坂投手のように甲子園で栄冠を
手にすることはできませんでしたが、その圧倒的な投球の
一球一球が怪物の証明だったのです。
最後に
時代が違うと言われればそうかもしれませんが、投手としての力は桑田、松坂以上だったのではないでしょうか？
今テレビで見る江川さんからは想像つきますか？
私はリアルタイムで見たことが高校時代はもちろんないですし、
ジャイアンツ時代もギリギリ記憶にありません。
しかし、今回調れば調べるほど「あのおじさん凄いんだな」
という思いが強くなる一方でした！（失礼だ！）
私も、かつては高校球児のはしくれでしたが、まったく別次元
の成績に理解に苦しんでしまいます（笑）
いやぁ～、高校野球の歴史って面白いですねぇ(^^)
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